真珠とイミテーションの見分け方

ネックレスの糸替え加工で、模造パールのネックレスの依頼が多くあります。
自分で買ったものではなく、親族が使っていたものや頂いたものの場合が多いです。

プロが品物を見れば、真珠かイミテーションかのおおよその判断は可能です。
気になる方は尋ねてみるのが良いと思います。
ここではプロもチェックするポイントをご紹介します。

珠の見た目(巻き・テリ・えくぼ)

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プロが見ればそう時間がかからず見分けがつきます。
肉眼で識別するには長い経験が必要になるため、一般の方が判断するのは困難です。
最近では見ただけでは判断が難しいものもありますので、様々なチェックをしていきます。

真珠どうしをこすり合わせるとザラザラする

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これは真珠が複数個あるアクセサリーでしか分からない方法ですが、本物の真珠は卵の殻のように、
こすり合わせるとザラっとした感触があります。イミテーションはつるつるして、こすり合わせても滑ってしまいます。
慣れていないと判断が難しいかもしれません。

重さで判断

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真珠はイミテーションに比べてずっしりとした重さがあります。 イミテーションはプラスチックの核にパールに似せた塗料を吹き付けて作られているものが多いので、軽さがあります。

あまりにも軽く感じるようなものであれば判断材料の一つと出来ます。
ただし比べる対象がないと分かりにくいかもしれません。

金具で判断

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イミテーションはコストを安くするため、基本的に金具に金・プラチナは使いません。銀素材のものもありますが、少ない様に思います。

イミテーションによくあるものは、
金具に金性刻印が無いもの

金具から緑色の緑青(ロクショウ)が生じていたり、変色している
が判断材料の一つになります。

逆を言うと、金プラチナの金具を使っているのであれば真珠の可能性は高いです。

穴の付近をチェック

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ネックレスのように、真珠自体に穴が空いているもの限定になりますが、
比較的判断しやすい場所です。

真珠の場合は、穴がすっきりしていて綺麗です。真珠は基本的に0.6~0.9mmの穴が開けられます。
穴の径がそれ以上に大きいものや、穴の周りが少し窪んでいたり、バリがあるとイミテーションと判断出来ます。

アルコールで拭いてみる

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アルコールとは、エタノールや燃料用アルコールです。
イミテーションは、プラスチックの玉に塗装をしてあるものが多くあります。

それらを、アルコールを含ませた布で表面を拭くと塗装がとれ、プラスチックの玉が見えてきます。
真珠では、肉眼で確認できるような変化はありません。

一般的には、真珠をアルコールで拭いてはダメと言われていますが、
実際の加工現場で、真珠の穴あけ加工の際に付けた印を消したり、汚れを綺麗にする作業で使われている事もあります。

ただし、燃料用アルコールに多く含まれている”メタノール”は人体に危険性がありますし、状況により真珠を痛めたりする可能性もあります。
ですので、一般の方にはあまりお勧めはしません。

もし、ダメになってもご自分で調べたい場合は、綿棒にアルコールを含ませ、目立たない場所で試してください。

※すべてのイミテーションパールを把握しているわけではありませんので、この方法ですべてがわかるとは言えません。

最後に・・

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いかがでしたでしょうか? たくさんの見分け方がありました。

”真珠かイミテーションか?”についてのお答えはデリケートな事ですので、
お尋ねが無い場合には、積極的にお店側からお伝えすることは控えます。

それは、イミテーションであったとしても、品物に思い入れがある場合が多くあるからです。

亡きおばあちゃんが使っていた
母が記念にプレゼントしてくれたもの など

品物に対する思い出や気持ちは、当人以外が量る事の出来ない価値がある為です。
”真珠かイミテーションか?”が気になる方は信頼のおけるお店に相談するのが安心です。

しっかりと確認したい場合は、真珠の鑑別を依頼する事も出来ます。
経験のあるお店のスタッフであれば、鑑別機関に依頼しなくてもおおよその判断がつくと思いますので相談してみましょう。